緑のブログ

小野路台のしいのき

 

東京都町田市の小野路台という場所は、常緑広葉樹が茂る台地があります。

 

その中に分け入っていくと、町田市が天然記念物指定をした

個人所有のシイノキが生育しています。

 

 

今回は、そのシイノキの枯れた部分の枝除去の作業です。

 

 

 

 

 

枝といっても樹齢400年とも500年ともいわれているので

一般的な高木の幹のような枝になります。

 

 

 

スダジイといえば、ドングリの中身がそのまま食べられるため、

救荒時には、食べることができるので

緊急時にとても安心感のある樹木ではないかと感じます。

 

さて、そのようなシイノキの枯枝除去作業には、

ロープを何本もつるして重さを分担しながら、ゆっくりゆっくり

作業していきます。

 

 

 

 

 

無事、枯枝を除去することができました。

本当にありがとうございます。

 

作業後のはなしですが…

 

 

樹冠の頂上部にあった・おそらく強風で折れてしまった幹が

折れた部分より腐って空洞化した穴の中に、このシイノキのドングリが

発芽して育っていました。

 

自らのボロボロに朽ちた材を土台に、洞を風よけにして育つ姿は、

齢500年の樹木がその子を守るような・そんな雰囲気に包まれていました。

 

環境が変わってしまって

そのままに、放置しておけば枯れてしまうので、

現在は、(株)日尚園でこの台のしいのきの遺伝をうけつぐ

シイノキとして生育しつづけています。

 

大きな鉢を洞がわりにして

土の代わりに、それまで根を伸ばしていた、

樹齢500年の母樹の腐朽材を

土台として。

 

いつか、母樹のように大木となるときが来るのを待って。

 

 

 

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