緑のブログ
外来種
ぼく、ルータソ!
今日は、外来種についての話をするよ。
外来生物とは、人の手によって本来の生息地から異なる生息地に移送された生物をいう、と定義されているよ。
国内の特定地域に生息する生物を、国内の別の場所に移送させた場合も、外来生物に当たるんだって。
例えば、本来、伊豆諸島周辺だけに自生するオオシマザクラも、花が大きく綺麗で薪炭の利用価値があったことから、自生地以外でも広く野生化が確認されているよ。
多くの外来生物は、移送先の環境になじめず定着できないけど、一部の外来生物は、新天地の環境に適応し繁栄して在来生物相や生態系に悪影響を与えているんだ。
こうした外来生物は、侵略的外来生物と呼ばれていて、よくテレビ番組でもとりあげられているよね。
実は日本でおなじみのワカメも、海外では現地の生態系に悪影響を与えているんだって!
人間の活動~特に化石燃料の利用によって、飛行機や船や自動車での長距離移動を可能にしたけど、それにともなって色々な生物たちも移送されることになったんだよ… 。
実は、みんなの履いているクツの裏にも植物の種子がくっついていて遠くまで移動させてしまうことがあるんだよ
(その植物にとっては繁栄のチャンスにもなるんだけど、移動先の環境に合わないと元気に育たないこともあるから可哀そうだよね)。
その結果、突然出現した外来の訪問者に対して、弱い在来生物や生態系は、次々と侵略されてしまうんだよね。
実は、ぼくも外来種なんだけどね…。

日尚園 ルータソ