緑のブログ

咲いた?咲いたよね?

ぼく、ルータソ!

今日は、上北沢桜並木のサクラについてのお話をするよ♪

青森県の弘前公園のサクラではなく

都心から程なく近い新宿駅から京王線の電車で15分ほど

各駅停車でいける駅 「上北沢」

この地域の街路樹のなかに驚きの桜並木が存在していました!

ソメイヨシノの再生力に驚き!!

 

駅の東側の踏切をスタート地点として南西方向にのびる「ろっ骨通り」。

関東大震災の翌年、大震災からの復興のため上北沢に

桜並木のある当時は新しい住宅地がつくられたみたいだよ。

 

「当時、このろっ骨通りのメインストリートにサクラの木が植えられました。」

と樹木医の石井誠治さんが著書のなかでお話されてたよ♪

2016年3月24日くもん出版から発行されている

著書の中に、上北沢の桜並木の歴史や未来の樹木医をめざす人への大切な心構えが

記されていてルータソは痛く感激したよ!

(満開のソメイヨシノの花)

樹木も人も、若い時は元気にグングン育つよね~。

上北沢の桜木も1924年~何十年も経過して2003年頃になると、当時若々しく成長していた桜が

成長とともに人の住まいへの枝の越境や道路の舗装工事や大型トラックの

衝突などなどから、剪定されたり枝がもげたりして傷付き、そうこうしているうちに

みるみる弱ってしまっていったんだ。

 

そして、そのことに気が付いた地元の住民のひとが集まって、

桜並木の保全活動に動き出したんだって!

そうして組織されたのが「上北沢桜並木会議」なんだ!

(桜並木の健康診断をおこなう石井誠治樹木医と上北沢桜並木会議メンバーの様子。2021.3.6)

 

ルータソも故郷のメキシコでは絶滅の危機に瀕しているから

故郷メキシコ住民が・メキシコアホロートル会議でも組織して保全活動に乗り出してくれないかななんて願っているよ♪  話が横道に逸れてしまったんだけど、

上北沢桜並木会議のメンバーが中心となって上北沢桜並木の弱ってしまった桜たちの

腐朽した幹や枝を修復する処置を実施し樹勢を回復できる樹木は修復して、

経過観察の結果、伐採を余儀なくされた樹木は家屋等に損壊を与える前に適切に

撤去されているみたいだよ。

そして、かかりつけの樹木医さんが毎年桜並木の健康診断を行うことで

上北沢の桜並木は今日でも生き生きとした樹勢を保って

地元のシンボルとして生育し続けているんだ。

 

 

  

(樹勢の衰退した樹木の不定根を地面に到達する方法が功を奏して、養水分の供給を復旧させる樹木の様子・もっとも、この方法でも樹体を支持する支持根にまで成長するには更に年月が必要となるみたいだよ)

 

はじめてこの桜並木を見た時は、不定根の成長経過や枝の更新状況をみて

まるで青森県の弘前公園のソメイヨシノの管理方法が重なってとても驚いタソ!

 

あちらは、土地の広さがある公園の敷地で

こちらは、土地に余裕の無い街路樹だっただけに、インパクトが非常に強かったんだな!!

 

(2021.3.8 落葉時期の健康診断のときに撮影したソメイヨシノ)

 

(2020.6.30)

 

樹木医の治療行為は、樹木にとっての回復には実際には微力であり、

樹木にとって本当に意味があるのは、地域の方・地元の方のサポート☆

たとえば、夏場の水をほしがる時期に、樹勢回復途中の樹木に対して

いかに水やりを回数行えるのか、

このような地域のサポートが樹木の本当の樹勢回復に繋がるみちであると、

お話されていました。

人間の外科医がいかにすごい外科手術を行ったとしても

患者さんをサポートする家族や知人がいるのかいないのか

手術後の協力体制の有るか無いかでその患者さんの運命が決まるように…、

 

人にも植物にも通ずるとても納得できるお話でした。

 

どうもありがとうございました。

いつもありがとうございます。タソ

 (日尚園 ルータソ)

 

 

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