お知らせ

令和5年樹木医技術普及講座

 

 

先日、一般社団法人日本緑化センターさん主催の

樹木医技術普及講座に参加してきました。

 

サクラ類増生病の罹病枝の比較

 

講義の中で

講師の多田 亨(ただ とおる)樹木医の

子実体標本お宝コレクションを見せていただきました。

 

針葉樹に発生する子実体 マゴジャクシ

 

広葉樹に発生し根株心材腐朽を起こす白色腐朽菌 マンネンタケ

 

 

広葉樹 とくにサクラに発生する幹・枝心材腐朽を起こす白色腐朽菌

チャカイガラタケ

 

 

広葉樹および 針葉樹の幹・枝の心材腐朽を引き起こす白色腐朽菌

チャアナタケモドキ

 

広葉樹 とくにサクラに発生

幹・枝心材腐朽を引き起こす孔状白色腐朽菌

カワウソタケ

 

 

広葉樹の根株心材腐朽を引き起こす白色腐朽菌 ナラタケモドキ

 

広葉樹おもにマメ科樹木まれに針葉樹に発生

根株心材腐朽を引き起こす白色腐朽菌 ベッコウタケ

 

 

広葉樹の幹・枝の心材腐朽を引き起こす白色腐朽菌

カイガラタケ

 

 

 

広葉樹および針葉樹 とくにサクラに発生

幹・枝の心材腐朽を引き起こす白色腐朽菌 カワラタケ

 

 

広葉樹の幹・枝の心材腐朽さらに地際部にも発生する白色腐朽菌

コフキタケ

 

すでに乾燥状態なのでキノコの香りを感じることはできませんでした。

 

そのほか、各自、検討する課題樹木がありました!

 

 

 

自身が担当した樹木は、樹木のなかでも強健な樹木ヤマモモでしたが、

 

隣接というよりも覆いかぶさるように隣に生育するクスノキの

まさに子分といったような環境で長い間生育してきたので

日照を遮られて、思ったように大きく成長できず樹高は5m程度、

幹周り62cm、根本から幹に大きな開口空洞(芯達)があり

 

 

ほかの各幹にも2本開口空洞が繋がっている樹木でした。

 

 

 

 

一見すると、幹折れが予想されそうな樹木の状態なのですが、

 

なんといっても隣接するクスノキの子分のような傘下での生育環境ですので

強風による枝折れなどは、まずクスノキのが負担してくれる環境でした。

 

 

 

園路利用者への被害を防止するために保険をかける意味で、

隣接するクスノキの大枝にコブラケーブリングシステムなどのネットロープを

設置すれば、ヤマモモについての懸念は払拭できると考えました。

 

生育する環境に見事に適応したヤマモモの姿でした!

 

 

 

 

 

 

 

 

この度も大変勉強になりました。

いつも学びの機会を与えていただきどうもありがとうございました。

 

 

 

 

専門スタッフが
無料でご相談に
お答えいたします!
まずは簡単お見積り

お急ぎの方はお電話で!

0120-545-899
【受付時間】9:00~17:00